【外猫散歩】 るるや、るる。

ここ数日、東京地方はいい天気が続いています。が、同時に冷え込みも強くなり、風も冷たく乾燥してきて、いよいよ冬の到来の足音も聞こえてきたかというところ。お外の猫達には、厳しい時期が近づいてきましたね。
さて、秋口に去勢手術を受けさせた「るるた」ですが、ココ最近は毎日ではなく、週に2、3回のペースで姿を見せるようになっています。やってくるときも、以前のように食べすぎじゃないかと思うぐらいゴハンをガツガツしたりすることがなくなりました。くれくれコールをすることもありません。しかし、食欲がなかったり体調が悪そうといった風ではなく、「頂けるものは頂くけど?」といった感じで飄々とした雰囲気。
他にもゴハンをもらえるところはあるようなので、あまりお腹がすいていないのかもしれません。
成猫になってから時期の経つ子を去勢したのは、実はるるたが初めてなのですが、ずいぶん性格が落ち着いたのには少々驚きました。

忙しないぐらいに活発でゴハンを食べた後などには、その名のとおり「るるるるぅ~」というような奇声をあげて他猫を追い掛け回していたのが、今は全くそのようなそぶりもなくなり、静かに座っていることが多くなりました。以前は、活発なゆえか体にケンカ傷をつけてきたり、白いところがいつも薄汚れた感じになっていたりしたものですが、最近はそういうこともなくキレイなものです。

忙しないぐらい活発な猫から、落ち着いて飄々とした猫へ。これほどまでに変わることがあるのだなぁ、と改めて感心。

同時に、これも見る人によっては、「元気がなくなった」「覇気が消えてしまった」とも思えるのだろうな、とも思います。

たまーに、宙を見て何かを思い出したように「ニャオ~ン」と鳴いてみたりする姿を見ると、本猫にどういう体調や心境の変化が出ているところなのか心配になったりもして、出来るものなら「るるや、るる?」などと話をして訊いてみたいところではありますが、なにせ言葉の通じない間柄。こういうときにはもどかしく思うばかりですね。

まぁ、そんな素振りを見せる瞬間はあっても、本猫は数秒後には何事もなかったかのようにパトロールへと去って行ったりするわけで、実は色々と考えているのは人間の方だけだったりするかも知れず。
晩秋の朝のひと時は、こうして今日も過ぎていくのでありました。

【外猫散歩】 るるや、るる。」への2件のフィードバック

  1. タマチャ

    去勢後の心境、気になりますよね~

    何もわかってないのか、もしかしたら、すべて理解しているのか。

    成猫になってからだと、盛りの記憶もあるでしょうし。

    でも、でも、でも、自分の事と思って考えた場合

    子孫繁栄よりも、安全、健康、ごはんが優先するかな?と思うのです。

    だから、覇気がなくなったのではなく、落ち着いてきたと感じるタイプです。

    いろんな考え方があって、答えはひとつではないのでしょうけどね~

     

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  2. じぇいなす

    タマチャさん、こんばんは~^^。
    ワタシも、落ち着いてきたんだなぁと思う方ですねぇ。個の幸せだけ考えれば、猫にとっての繁殖はコストが高いだけでイイ事はないですからね。

    ただ人間というのは、動物のことを考えるときもどうしても人間のキモチを対象に投影してしまうところがありますから、考え方は人それぞれになるでしょうね^^。

    返信

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