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【雑記】 映画「ミーアキャット」を観にいってきました

実は最近、地味~にネットのポイントサービスなんかを利用しているわけですが、クリックポイントでも塵も積もれば(笑。結構貯まってきていたので、たまには使ってみるかということで、こちらの映画を観にいってきました。

こちらの作品、昨年秋に亡くなった名俳優ポール・ニューマンがそのナレーションを担当。これが彼の遺作となったということで、できれば字幕版を見たかったのですが、残念なことに近くの劇場では吹替版のみとのこと(親子連れ向けカテゴリーになっているんでしょう)。というわけで、吹替版を観ることに。吹替版のナレーションは脚本家の三谷幸喜氏が担当。本職ではない方が声を担当というと、やはり出来が気になるところですが、ポール・ニューマンの吹替と思わなければ気にならないレベルにはなっていたかと。

作品は、「ディープ・ブルー」や「アース」のスタッフの手になるものということだけあり、カラハリ砂漠に生きるミーアキャットの生態を如実に捉えた秀逸なもの。なんといっても、非常に小さな彼らが、驚くほど大きく近く捉えられていることに感心しきりです。全長30cmというと意外と大きいようにも感じられますが、動物園で実際のミーアキャットを間近に見るととても小さなことに驚くものです。それを映画館のスクリーンに拡大して、本当に目と鼻の先にいるかのように見せてくれるのですから、さすがです。

ストーリー構成は、野生動物ドキュメンタリーもののお約束(厳しい自然環境・親子兄弟愛・外敵の襲来・主人公を襲うピンチと脱出・成長etc…)を踏襲しているので、あえて特筆すべきところはないのですが、そのストーリ立てにはめ込む素材を撮影するために費やされた努力たるや、想像を絶するものがあります。

尺も83分ですから、動物好きならば最後まで興味深く見守ることが出来る良作かと。

ちなみに、プロモーションの一環として、巷では映画とあわせてこういうイベントも行われているようですね。

富士フィルムFotonoma: 「直立姿を探せ!」フォトコンテスト
大阪なんばウォーク: ミーアキャット“ペーパークラフト”展

2009-01-16追記:
それから、映画とは関係ないと思いますが、現地カラハリ砂漠にてミーアキャットの生態を間近で観察しよう!という海外研究ボランティアの募集が行われているようです。

EICネット: 5/5~5/18「カラハリ砂漠のミーアキャット」プロジェクト調査ボランティア募集中!

―愛くるしいミーアキャットの生態を間近で観察してみませんか―

ミーアキャットは他の個体の子育てを手伝うという共同保育をします。このプロジェクトでは、ミーアキャットの個体群観察を通じて環境と進化がどのように共同保育という行動を形成するのか調べる手助けをします。

ボランティアは25平方キロメートルの面積を有する南アフリカのクルマン川保護区で、人慣れしたミーアキャットのコロニー6つの観察を手伝います。ミーア
キャットの体重測定にくわえて、無線追跡や集中サンプリング、GPSの読取りの技術を習得します。これらは、共同保育が子どもとヘルパー両者の生存率にど
のような影響を与えるのかを調べる為の重要なデータとなります。

アースウォッチの活動を通じ、全世界で毎年4000 人もの市民がこうした研究を支援しています。労力と時間がかかる野外調査に、あなたの力が役に立ちます。

海外ボランティアかつ手弁当ということなので、かな~りハードルは高いかと思いますが、人生で一度はそんな体験してみたい!と思われる方は、問い合わせてみて損はないかも?