夕暮れ時、三々五々にやってくる。
運河側の遊歩道。
“アンタはなんにもくれにゃいのかにゃ?”
水でも飲んで、待ちましょか。
真っ暗になる前に、来てくれるかにゃぁ?
夕暮れ時、三々五々にやってくる。
運河側の遊歩道。
“アンタはなんにもくれにゃいのかにゃ?”
水でも飲んで、待ちましょか。
真っ暗になる前に、来てくれるかにゃぁ?
枕木にあごを載っけて、目を瞑り、
伝わる音に、耳を澄ます。
じっと静かに 耳を澄ます。
猫は乗らない 乗らない猫よ。
のら猫だけど 乗れないの。
耳だけ澄まして、想像するの。
あの人たちの来るところ、あの人たちが帰るとこ。
レールの先は、どんなウチ?
……………
そんなわけで、7月は一回も更新せず。
気がつけば8月も三分の二が過ぎているという。
いやね、もうね、ほんと真夏の猫ってのはむずかしいんですよマジで。
真昼間なんて、もう今年のこの暑さだから日陰のゴロ寝だって見つかればいい方で、
だいたいが早朝か夕暮れ時にしかお目にかかれない。
ところが朝夕ってのは、どうもこう真夏っぽさとはちょっと違うのですよね。
太陽の高度の違いからくる、光の差し込み加減とか色合いによるものなんでしょう。
そういえば、
昔、某カレンダーの8月に採用された写真の撮影時期は、なぜか12月頃のもので、
“何でそういうチョイスになるんだ…orz”
みたいなこともありましたっけ。
実際の真夏に、これが真夏なんだよ!って猫を撮ってみたいとか、
まったくもって猫には関係ない人のエゴだったりするわけですが、
だらっとしてるようでも、暑っつい中、たくましく生きてるあの姿、
なんとか一枚収めたいなぁと。
今夏、もう少し頑張ってみようと思います。